北海道での共生型施設は町の保健室

おたがいサロンのデイサービスは、赤ちゃんからお年寄りまで必要な人は誰でも利用できるのが理想の形です。行政の理解、法律の改正、経営の継続、人出不足など、様々な影響を受けながら、現在は高齢者のデイサービスと障害のある児童のデイサービスを一体的に実施しています。

広い北海道は共生型の施設が合理的で、経済的にも人的資源確保のためにも適しているような気がします。介護保険のデイサービスは法律を元に、きちんとした基準を満たした専門職が集まる場所です。高齢者のデイサービスをベースに、障がいの児童、そして小学校の放課後の預かり、保育所以外の一時預かりなど、自分の子育てを振り返ってみても、安心して気軽に利用できる場所が身近にあると良いと感じています。

そして預かり以外でも、地域の人が介護や育児のことで相談できる、町の保健室的な場所であったり、児童相談所の緊急の一時預かりの児童を、預かることも可能かもしれません。親元から離れてもお年寄りが優しくしてくれます。

これからは、地域の実情に合わせた共生型施設が発展していく可能性があります。行政と民間、地域住民が協力して創り上げ、住みやすい環境になることを願っています。