子育てと仕事の両立(2018.3.9)-Vol.24-

おたがいサロンをはじめる前、
病院勤務の看護師時代、
人の命にかかわる仕事で
どうしても患者さん優先にならざるをえないこともあった。
そのため、残業することも度々あった。

ある日、私が仕事から帰り、玄関のドアをあけた瞬間、
泣きじゃくる長女が私の胸に飛び込んできた。
小学1年の彼女は、暗い自宅で毛布にくるまり一人で泣いていたのだった。
小さな体をふるわせ、一人で孤独に耐えていた。

思い出すだけで、罪悪感から胸が締め付けられる。
あの頃に戻って「お母さん」をやりなおしたいとさえ思う。

今ではすでに社会人になった長女、
本人はこの出来事を覚えてないという。
それはせめてもの慰めだ。

有給もあった。
休みを取れば良かったのかもしれない。
でもギリギリの人員で職場が忙しい中、
家庭のことで仕事を休むことにもやはり罪悪感を覚える。
そんな葛藤の日々、心が苦しくなった。
仕事の継続が精神的に難しくなる。

生活の優先順位、価値観は人それぞれ。
働く女性は仕事と生活の折り合いを付け、
自分自身のキャリアアップのことも考えながらも、
悩みながら仕事に励む。

勤務時間の調整を職場に申し出るのは勇気がいること。

だから、せめて私が代表を務める「おたがいサロン」では、
職員の要望はなるべく叶えてあげたいと思う。
おたがいサロンでは、
子育て中のお母さんも仕事ができるよう
お子さんを職場に連れてきてもらっている。
そうすると、働くお母さんだけではなく、
おじいちゃん、おばあちゃんも大喜びなのだから。

職員たちには、自分の将来像を考えながら、
安心して仕事に取り組んでほしいと願っている。

そして仕事だけではなく、
自分の人生に責任を持って前に進めると良い。
その結果、幸せかどうかは、自分自身で決めるもの。

おたがいサロンは、職員の家族はもちろん、
私たちにかかわる地域の家族が幸せになることを願っている。
「お母さん」を応援したいと思っている。
（藤田）

今日のまとめ：
☆おたがいサロンをはじめる前、長女にさびしい思いをさせた罪悪感
☆職員の要望を可能な限りかなえたい
☆子育てママも働きやすいように、子連れ通勤勤務okに
☆子どもがいるとおじいちゃん・おばあちゃんも大喜び
☆家族の幸せを願い、お母さんを応援したい

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「カフェでの出会い(2018.2.20)-Vol.7-」