November 2018

Month
気遣いのできる人(藤田)(2018.11.30)-Vol.291-
本物の気遣いは、相手に気付かれないようにさり気なくするもの。 自由な環境を崩さずに、相手の思いを察し、行動を読みながら、相手がどうしたいのかを相手自身が自由に表現できるよう言葉をかける。 相手のペースを崩さないように、そして逆に気遣われないように、そっと側にいる。 本物の気遣いができる人は、人のペースを崩さないようにし...
漬物つくり(藤田)(2018.11.29)-Vol.290-
秋の恒例行事になっている漬物つくり。そろそろ樽につけるタイミング。さあ、皆でやりましょう。 でも、そこで問題発生。スタッフは漬物の作り方がわかりません。途方に暮れるスタッフたち。 わからない状態で、とりあえず必要な材料を並べ、野菜を切る準備。 すると、自信がなくて引っ込んでいたおばあちゃんたちが、見るに見かねてお手伝い...
魔法使い(藤田)(2018.11.28)-Vol.289-
大学生アルバイトの若い男性とオセロを楽しむおばあちゃん。 いつもならば、すぐにトイレに行きたくなって、スタッフに声をかけているのに、オセロに夢中でトイレのことは忘れています。 おじいちゃんは、おばあちゃんが負けないようにサポートします。 若い男性の存在は、おばあちゃんを若返らせる魔法使いのようです。 (藤田) 正社員/...
迷い(藤田)(2018.11.27)-Vol.288-
ある日の洞爺湖。 湖なのにまるで海のような荒々しい波が押し寄せ、水の打つ激しい音がする。 もうすぐ冬。 やりたいことに邁進するのは、楽しいだけではない。 予測されるあらゆる出来事を想像して、乗り越えられるのか覚悟する。 思いもよらぬ崖が立ちはだかるかもしれない。 皆を守れるだろうか。 心を支配しているこの感情は悲しみ?...
背中を押す優しい手(藤田)(2018.11.26)-Vol.287-
デイサービスに通いだして間もないお年寄りは、まだ自由に過ごす環境になれていません。 1人で座り、皆の様子を見ています。手持ち無沙汰な様子を感じたスタッフは、そっと隣に座り、話しかけます。 今何を感じ、考えているのだろう。何がしたいのだろう。 さりげない会話から、お年寄りの思いを引き出し寄り添います。そして一緒に出来るこ...
引きこもりからの卒業~お金よりも大切なもの(藤田)(2018.11.25)-Vol.286-
しばらく引きこもりだった私が外に出るようになり、他事業所の視察に行ったり、人に会いにいったりしています。 人に会い対話をすることは、とても貴重な時間なのだと感じ、会ってくださった人と共に過ごせたことに感謝しています。 人の話を聴くことで新たなアイデアが生まれたり、自分の価値観を確認したり、お互いに情報交換できたり、未来...
なりたい自分と感謝の表現(藤田)(2018.11.24)-Vol.285-
「なりたい自分」を見つけた時、「さよならしたい自分」も見つかる。 何かを「辞めたい後ろ向き思考」ではなく、「在りたい自分」になると決心するだけで、チャンスは向こうから何度もやってくる。一度で変わるか、何度も見送るかはその人の自由。 何度でもチャンレジしたら良い。 世界には、身体的に「生きる」ことだけで精一杯の人たちが大...
スマホでワクワク作戦(藤田)(2018.11.23)-Vol.284-
デイサービスでは利用者さんの日々の様子と支援の内容を記録して残しています。 これまでは、利用者さんたちが帰宅した後、スタッフが残業して記録している日が、ほとんどでした。 日中の業務中は利用者さんたちの支援で精一杯で、スタッフ間での情報共有する時間がなかなかとれません。しかも皆で集まって会議をする時間もありません。会議は...
頭をなでなで~介護経験をもった人たちが社会へ(藤田)(2018.11.22)-Vol.283-
アルバイトの男子大学生に向かっておばあちゃんが頭をなでなで。 「あんなにちいさかったのに? こんなに大きくなって?」 まるで、息子か孫のように愛おしそうに、なでなで。 若い学生が、可愛くてたまらないおばあちゃんたちが沢山います。 おじいちゃんは、人生の先輩としてこれまでの経験を教えたい思いが強くあります。 歳をとって、...
自由のサポート(藤田)(2018.11.21)-Vol.282-
おたがいサロンでは利用者も職員も自由です。「放置」とは違う自由です。 自由は、何をしようか考え、選び、行動し、責任を持つことになります。 その過程で様々な感情を抱きます。一つ一つの過程において、サポートが必要な場面に、そっと寄り添い、必要であればお手伝いをして、一緒に感情を共有します。そこが「放置」とは違うところかもし...