otagai-salonの記事一覧( 50 )

言葉を選ぶ~相手の世界を知る(藤田)(2018.6.9)-Vol.117-
新しく入職した職員が、疑問を持ちました。 「自分が言っても通じないのに、他の職員が言うと伝わるのは何故なのか?」 とても良い、疑問です。 認知症になると、言葉も忘れてしまいます。その人が使い慣れている言葉をさがして、話しかけます。 例えば、丁寧に「座ってください」と言っても通じません。目を合わせて「腰掛けて」と言って椅...
自分よりも他者(藤田)(2018.6.8)-Vol.116-
デイサービスでは利用者さんが毎日入浴します。 浴室、脱衣場は湿度、室温が高く介助者は体力を必要とします。 中腰で介助するので腰が痛くなります。 看護学校の実習生は入浴介助もひとつの経験として学びます。 入浴介助が始まって間もなく、学生を指導していたスタッフが急ぎ足でパタパタと台所に走り、カップ2つに水を組んでお風呂場に...
貴重な色鉛筆(藤田)(2018.6.7)-Vol.115-
おばあさんたちは塗り絵が大好きです。 お花や綺麗な景色を、丁寧に真剣に塗ります。 完成した作品は、持ち帰って飾ることができるようにと、ラミネートしたり、台紙に貼ったりします。 あまりに熱心に、カラフルに色を塗るので色鉛筆がすぐに短くなります。 道南事務機器の社長さんに、鉛筆をつなげる鉛筆削りが欲しいと相談したところ、す...
お茶碗洗い(藤田)(2018.6.6)-Vol.114-
高校生の児童は、順番に自分で使った食器を洗っています。 スタッフの見守りの中、真面目に取り組んでいます。 卒業後、新たな事にチャレンジできるように、 サロンでも少しずつ新しい事に挑戦したいと思います。 (藤田) 6月のおたがいカフェイベント 6/11(月) 13:30~14:30 中森芳江さん(ソプラノ)/酒井由美子さ...
百合と豚(てらっち)(2018.6.5)-vol.113-
今朝のおばあちゃん。車の中で家に咲いた牡丹をみていたようで 「立てば芍薬(しゃくやく)座れば牡丹、歩く姿は?豚のケツ!!!!」 それに続けて 「ぶたのケツは汚いよね〜はっはっは〜」ですって(笑) 「豚のケツではなくて百合の花だよねエ〜」 自分でつっこみを入れる始末。可愛いです。 サロン到着! 車椅子から椅子に移るときに...
伊藤と言います(藤田)(2018.6.4)-vol.112-
ゆうこさんが近づいてきました。 「ちょっとごめんなさい。いとうゆうこと言います」 丁寧な言葉づかいで、話しかけてくれます。 私も「はじめまして。よろしくおねがいします」 と答えます。 気さくに人に声をかけられるゆうこさんを尊敬しています。 見習うところが沢山あるので、一緒に過ごさせてもらえてとても感謝しています。 (藤...
幸せな仕事(藤田)(2018.6.3)-Vol.111-
ケアを行うスタッフは、何をやりがいと感じているのでしょう。もちろん、一人一人が楽しく、元気に過ごしてくれたら嬉しいと感じます。でも決して人が喜んでいる事の結果や、感謝の言葉や笑顔の見返りを求めてはいません。認知症の人であれば、時には怒鳴られたり、拒絶されたりもすることもあります。それでも仕事が楽しいと感じるのです。 生...
おたがいサロンの美術館(藤田)(2018.6.2)-Vol.110-
「オ?ヤブケチャッタハネ」?? サロンのホワイトボードには突如芸術作品が出現します。 児童の自由な自己表現がとても微笑ましい。 個性的に表現する力を持っています。 社会性を学びながら、表現できる自由な環境でありたいと思います。 (藤田) 正社員/パート募集中 おたがいサロンでは、正社員/パートを募集してます。 子育て中...
大切な洗濯バサミ(藤田)(2018.6.1)-Vol.109-
ゆうこさんは着物を着て生活してきたので、襟元がとても気になります。 少しでも、胸元が見えそうになると襟を揃えます。 あまりにも気にして襟を引っ張り、生地が伸びてしまうので洗濯バサミを使って襟もとを整えます。 ちょっと乱れていたところを、発見した様子。洗濯バサミを取ったほうが良いとか、なんで挟んでいるのかなど、相手を否定...
美人になるお味噌汁(藤田)(2018.5.31)-Vol.108-
2月につくったおからみそ。 そろそろ食べごろになってきたので、昼食のお味噌汁にしました。 米糀の風味が柔らかく程よい甘さがとても美味しい。 お腹にもお肌にも良い効果があります。 さあ、健康に若返りこれから嫁にでも行きますか? (藤田) 正社員/パート募集中 おたがいサロンでは、正社員/パートを募集してます。 子育て中の...
感動の出会い(藤田)(2018.5.30)-Vol.107-
サロンに初めて来たおばあちゃん。緊張していたので、お台所のお仕事をお願いしました。隣でサポートするのはサロンで一番お世話が上手な、優しいおばあちゃん。 「私、台所の仕事が好きなの。座っているより、動いている方が楽しいね」 緊張していた表情がほぐれていきます。 作業しながらのおしゃべりでなんと共通の知人がいたことが判明。...
6月のイベント
認知症カフェ6月のイベント 6月11日(月)13:30〜14:30 ソプラノ 中森 芳江さん ピアノ  酒井 由美子さん 昨年4月、おたがいサロンの喫茶店開設記念の時に、演奏していただいたお二人が、再び登場。昨年は地域の方が沢山来場され、一緒に歌を歌いとても好評でした。今回も大変忙しくご活躍のお二人が、快く引き受けて下...
看護学生の実習(藤田)(2018.5.29)-Vol.106-
今年も看護学校3年生の実習が始まりました。 若い学生がフロアにいるだけで、新しい風が優しく漂います。 学生が一生懸命考えてきたレクレーションにお年寄は微笑みながら付き合ってくれます。 将来の看護を担う若者たち。高齢者や障害のある児童が家族と地域で生活している環境、共生型施設のケアなど、沢山体験し、将来、看護師として働く...
入れ歯、無事に保護(藤田)(2018.5.28)-Vol.104-
入れ歯が無事救出されました。なんと5日ぶりの発見です。 怪我も無く、元気な状態でした。 スタッフ一同、安心し、再び入れ歯が家出しないように 優しくしたいと思います いつもと変わらずお仕事頑張っているゆうこさん。 こんな時はそっと見守ります。 腰がつらそうになったら声をかけて、一緒にお茶でも飲みましょう。 (藤田) 正社...
専門職の教育(藤田)(2018.5.27)-Vol.104-
自分で律することができるスタッフを育てるために心がけていることがあります。 自由な環境で、与えられることを待つのではなく、自分で必要な行動をとること。利用者のために助けて欲しい時には自ら助けを求められること。素直に感謝、謝罪ができること。 人の生活、命を預かる仕事は責任があります。だからこそ、利用者のために助けを求めら...
職員教育で大切にしていること~ケアの心を育てる(藤田)(2018.5.26)-Vol.103-
私は田舎の自然の中で育ち、お友達は犬や猫など動物でした。不憫に思った両親は私が小学校に入学する1年前に町の保育所に通わせました。そこには、見たこともない人数の同じ年頃の子供たちがウヨウヨ。しかも、やんちゃな男の子達が先生の言うことを聞かず悪戯しています。天と地がひっくり返るほどのカルチャーショックです。保育所の玄関から...