「今日はお風呂に入らないよ」 デイサービスに来ても入浴はしたくない。そんな気分の時もあります。 でもお風呂に入らないと、家族に怒られる。 そう思ったおばあちゃんは、カバンから本日の着替えを取り出し、お風呂に入って着替えたかのように偽装工作。 「家に帰ったらうるさいから、黙っておいて」 長年生きてきた知恵(笑) 物忘れは...
藤田( 39 )
Tagged
何かを失ったとき、人と別れたときなど、悲しみや不安を感じます。 これまでの人生の中で何度も別れや喪失がありました。経営者になりたての頃は、職員が退職する度に落ち込み、涙していたものです。プライベートでも、手の届かない存在をずっと追い求めていました。 悲しみや喪失感が強いときには、それだけ自分がその人や物に依存していて、...
誰にでも悩みがあります。 家での生活のこと、自由にならない身体のこと、家族のこと、これからの将来のことなどなど。家族にはなかなか打ち明けられないこともあります。 悩みはその人のもの。当事者でなければわかりません。 人の辛さ、苦しさ、悲しさを受け入れ、自分の価値観に当てはめずに、じっくり話を聞くスタッフたち。 心の中の重...
スタッフは児童のこともお年寄りのことも大好き。 しゃがみこんで、目線を合わせて、声が聞こえるように近寄り、背中を擦り、手を握り、笑顔で話しかけます。お年寄りを労って大切にしているように見えます。 実は、お年寄りと触れ合うと、深くて優しい心に包まれ私たちスタッフが癒やされています。 「人が生きることを応援したい」 その気...
「僕できるかなあ。「ふ」はどこかなあ・・・」 「あせらないで探してごらん。みつかったかな?」 「ほら、できた!偉いね〜」 男の子が沢山のおばあちゃんたちに囲まれてひらがなのパズルに挑戦。 思いやりがあって優しい応援がありますが、男の子はマイペースに楽しんでいます。 一つ当てはまると嬉しくて大喜び。 おばあちゃんたちの褒...
デイサービスが終了し、お帰り前に皆で談笑。 ゆうこさんが皆に話しかけます。 「おばあちゃん、大丈夫?」 それを聴いていたスタッフはすかさずツッコミ。 「おばあちゃんって皆に話しかけているけれど、ゆうこさんが一番おばあちゃんですよ」 「あはははは」 周囲のおばあちゃんたちは大笑い。 自分も笑いながら、それでも話し続けて我...
経営者になったからやりたいと思っていたことができました。 でも、経営者になったから逃げ出したくても、やらなくてはいけないことが沢山ありました。 どちらにしても、経営者でなければできないことを沢山経験させてもらっています。 世間知らずで未熟者の私を、支えてくれた人が沢山います。 嬉しそうに早弁する児童と、それを優しく見守...
どこよりも先駆けてインフルエンザの猛威に襲われたおたがいサロン。 おたがいサロンは自由な環境。皆が蜘蛛の子ちらしたように、自由きままに行動しています。そのため、なかなか全員をまとめて指示することができません。 その自由をなるべく侵すこと無く、職員は極力予防に努力しました。手洗い、口腔ケア、水分摂取などなど、少ない職員数...
おばあちゃんたちは、台所仕事をしている時はとても楽しそうにしています。人からの頼まれごとには張り切るお年寄り。今日は誰にお願いしようかな、と悩みます。 とても丁寧にお仕事をしてくださる方、十分にできないかもしれないけれど、リハビリとして作業してもらいたい方、一緒に作業して人ととの繋がりを感じてもらいたい方。 スタッフと...
おたがいサロンに通っている児童はみんな素直でかわいいです。 「ただいま〜」 毎日、聞き慣れた声を聴くと安心します。 少しずつ社会人になる準備も始めている様子。ずっと長いことおたがいサロンに通っているので、卒業は嬉しいことでもありますが、同時に寂しさも同時に感じます。 大人になって今までとは異なる環境で、新たなことに挑戦...