皆で初詣に行きたいところですが、足元が悪いのでお出かけは控えたい。 考えたスタッフは鳥居を手作り。その下でお坊さんのように見えますが、おみくじ係のおじいちゃん。嫌がることもなく、笑顔で参加。即席のおたがいサロン神社です。 神様に、おたがいサロンをいつも暖かく見守ってくださっていることに感謝を伝えました。 スタッフのやり...
藤田( 42 )
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「生まれ変わったら、亡くなった旦那様ともう一度結婚したい?」 おばあちゃんに聞いてみました。 「そこまで考えてない。もうたくさんだ。一人が気楽だもの。自分のことだけ考えていればいいんだから。でもお父さんあの世で待ってるかもね。いい人生だった。」 戦争の厳しい時代とその後の変化の大きい社会で、家族を大切にしながら生き抜い...
仲良しおばあちゃんたち。作業をお願いすると最初は 「めんどくさい」 「嫌だ、あんたやりなさい」 などなど、苦情の嵐。 それだけ、言いたいことが言える関係であることがとてもうれしくなります。 それでも、負けずとお願いを続け、そのまま目の前に置いたままにしておくと、知らないうちに作業が始まります。手を出し始めたらもう夢中。...
子どもがいるとお年寄りは自分の役割を感じることができます。 若い頃と比べ、できないことが増えていく自分を受け入れるのは、寂しく不安なのだと思います。 でも、子どもたちはお年寄りの優しさに包まれることで、自由に自分を表現しながら、人との関わり方を学ぶことができます。子どもたちの成長を優しく支える大きな存在です。 おじいち...
ご家族の皆さんは自分の仕事で忙しく、時間をつくるのも大変だと思うのです。 それでも時間をみつけては、面会に来られたり、外出に出かけたり思いやりがあります。 年末年始も、何度もご家族や親類の方がお見えになりました。 お年寄りと家族の関係を見ていると、苦楽の時間を共に重ねてきた家族は、離れていてもお互いに支え合う掛け替えの...
おたがいサロンには様々な人がいます。物を隠してしまうおばあちゃん。10分おきにトイレに行くおばあちゃん。大声で騒ぎテーブルや椅子を叩くおじいちゃん。仕事に行きたくてサロンから出かけようとするおじいちゃん。 介護職として自分だけが仕事を背負って対応していると、業務に追われてイライラしそうな場面もあります。でも、自分の思い...
2019年の6月におたがいサロンは10年になります。 これまでは、私自身の思いを叶えるために、毎日が必死で精一杯の日々でした。誰かのためではなく、本当に自分のためだったのです。 人の命はただそこに在るだけで美しいということ、命は自由であり沢山の経験と人との繋がりにより自分らしく輝くこと。 その思いを現実の世界で実現した...
お正月明けのデイサービス。いつもと変わらない笑顔があふれ賑やかです。 おばあちゃんに今日は何日か聴いてみました。 「私、100歳近いから、暦なんてみないよ。暦見てたら年取るから〜」 ごもっとも。できれば歳をとりたくないです。おばあちゃんはいくつになっても女性でした。 そんなおしゃべりしている中、口からカチカチと音がしま...
お正月でも働き者のおばあちゃん。昼食後の茶碗を丁寧に拭いてくれています。 以前はお部屋で寝ている時間が多かったのですが、今では体力が回復し、人との会話を楽しめるようになりました。 毎日笑顔を見ることができて、私達も嬉しくなります。 「今日は何月?」 「今日はお正月、元旦だよ」 「え〜!一年早いねぇ」 スタッフや他のおば...
元旦に、家族と初詣に出かけたゆうこさん。帰宅後はとてもごきげんで鼻歌を歌ってます。神様に日頃のお礼を伝えてきたのでしょうか。 外出は体力を使うと思うのですが 「あ〜、こわい」 とつぶやきながらも片付けをしてしまう、働き者のゆうこさん。 人を拒むこと無く、目が合うと優しく声をかけて、誰でもお友達。 人を受け入れる、認める...