ミツ子さんは目が不自由 スタッフはミツ子さんの目が不自由でも「できること」はお願いする。 洗濯したタオルを干す前に、 シワを伸ばしてほしいと頼む 浦島太郎を歌いながらリズムに合わせて手を動かす 「むかし〜むかし〜うらしまは〜・・・」 とても丁寧にタオルのシワをのばしてくれる 「ミツ子さん、どうもありがとう。たすかった〜...
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藤田( 69 )
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ひとりぼっちって寂しい。 私は、何もしていないのに、なぜだか人が離れていく。 私は仲良くしたいのに。 きっと認知症の方は そんな窮地に追い込まれるのかもしれない 一人でなんとか頑張らないと、と。 そのカチカチになった心に寄り添い、温めて、 冷たい雪を少しずつ溶かす。 もともと心の中に咲いていた優しさが表に出た時、 本当...
何やら二人で談笑中。 ゆうこさんが一方的に話しかけている。 みつこさんはわからないけど笑顔で聞いている。 気持ちは通じ合っている様子。 人との交流って、それだけで充分な時もある。 感情の共有ができることで心が暖かくなる。 どんな反応であっても、それはその人らしさの表現。 私たちは、お年寄りが人と関わろうとする気持ちと行...
本日(3/12)の認知症カフェイベント 沙羅メモリアルアシスト 瀧澤美恵子さんをお招きし、 「納棺師のお仕事」についてお話しいただきました。 故人との最期のお別れに際し、 残されたご家族が悔いのないよう 心を込めてお仕事をされている、という瀧澤さんのお話に、 とても感動しました。 納棺のお話は、とてもデリケートな問題も...
世の中社長は偉い、社長の指示は絶対、なんて偏見がある。 社長の役割は、教育と職場の環境作り、判断、決断。 偉いことは何もない。 私は何もわからない世間知らずなので、 何か決めなくては行けない時に、 スタッフに「どう思う〜?」「普通はどうなの〜?」 なんて質問して歩く。 その情報をもとに判断していることが多い。 職員頼み...
おたがいサロン職員のもっとも優先される仕事のひとつ それは、利用者さんとの「おしゃべり」 「おしゃべり」は人を元気にする「魔法のくすり」 まだ、サロンの雰囲気に慣れていないお年寄り 自分の居場所をつくるまで、やや緊張して過ごす。 特に、認知症の方は、「自分が時々忘れている」とか 「できていたことができなくなっている」と...
看護師として、人の最期に立ち会う経験をしてきた。 何十年も頑張って生きてきたお年寄りの最期。 尊敬と敬意を持ってお看取りをしたい。 治療による苦痛が大きくて、 自由がなくなり、自分を見失った状態になるのではなく、 人生の最期を自然に迎えられる環境を整えたい。 そして最期まで自分らしく、穏やかに過ごしてもらいたい。 人は...
おたがいサロンをはじめる前、 病院勤務の看護師時代、 人の命にかかわる仕事で どうしても患者さん優先にならざるをえないこともあった。 そのため、残業することも度々あった。 ある日、私が仕事から帰り、玄関のドアをあけた瞬間、 泣きじゃくる長女が私の胸に飛び込んできた。 小学1年の彼女は、暗い自宅で毛布にくるまり一人で泣い...
子どもが大好きなおじいちゃんは 児童が学校から帰ってくるのを楽しみしている 「ただいま〜」 という声が聞こえると おじいちゃんは「きたきた〜」 待ってましたと、とびきりの笑顔 子どもと一緒に騒いで(童心にかえって)楽しい時間 おじいちゃんは若い頃、 優しいお父さんだったのかな・・・。 子どもたちにとっては家族以外の大人...
ケアマネとして担当させていただいている90代一人暮らしのおじいちゃん。 今年の冬は寒いうえに雪も多くて外出できない。 ある日、突然電話が通じなくなり緊急訪問。 電話代の支払い忘れ NTTとの交渉手続きに丸々半日を要してやっと開通。 安堵して事務所に戻ると、 今度は一人暮らしのおばあちゃん。 うち(おたがいサロン)ではな...