自分の思いや考えを伝えることができないお年寄りがいます。認知症が進行すると、言葉が思うように使えなくて自分の意思を他者に伝えることが難しくなります。単語が思うように浮かんでこなかったり、単語を繋げて文章にできないのです。 一般の方は何を話しているのか一生懸命聞こうとして、何度も聞き返したり、質問しようとするかもしれませ...
認知症
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サロンに遊びに来ていた小学生に声をかけるゆうこさん 「おばあちゃんね〜 〇〇なんだよ〜」 話している内容はちょっぴりとんちんかん それでも女の子はニコニコしています おばあちゃんのことを否定することもありません 小学2年生ですがおばあちゃんのおしゃべり相手として 立派な役割をはたしています ゆうこさんも97歳の介護4で...
「私さ、よく忘れるんだわ 思い出すこともあるんだけど でも、頭ぐちゃぐちゃなのさ だからあんた頼むわ〜」 記憶障害があっても、強がることなく それを受け入れて人に助けてもらう 図々しいほどの開き直りが おばあちゃんたちを強くする さて、おじいちゃん達は「女は強い」といつも言っていますが、 男同士で何を相談しているのでし...
おたがいサロンでは時々、テーブルや椅子の配置を変えたり 家具の模様替えをします。 それは、その時によって様々な理由があります。 夏はエアコンの風が直接当たらない配置にするとか 食事の介助をするためにスタッフが座りやすくするためだったり。 人を変えるのではなく、環境を変える。 模様替えをした翌日のお楽しみは、皆さんどこの...
暑くて洋服を脱いでしまったゆうこさん それを見ていたおばあちゃん 洋服を着るように手伝ってくれています 人を思いやる優しさは誰の心にもあるのです 見返りを求めず 困っている人をみると 手を差し出したくなる 人が人を支える光景は周囲の人を優しくします (藤田) 正社員/パート募集中 おたがいサロンでは、正社員/パートを募...
歳を重ね、身体が不自由になり、そして記憶が曖昧になる。 若い頃は、当たり前にできていたことができなくなる それでも、今ある記憶の糸をたどって 「今」を一生懸命、生きようとしているお年寄りを応援したくなる あるがままのその人を受け入れ 良いも悪いもなく 在りたい自分を表現するために 一緒にがんばろ そんな気持ちで寄り添い...
一人暮らしのおばあちゃんをお迎えに。 ドライブ途中の会話です。 「〇〇さんって知ってる?」 〇〇さんの存在は全く知りません。おばあちゃんの中ではおたがいサロンに一緒に通っていることになっているようです。 「〇〇さん、ボケたみたいよ。何もわからないって。 歳をとると仕方ないよね〜。 〇〇さんがいたら、私に声かけてくれる?...
ショートステイを利用して、何日も外泊して帰ってきたおばあちゃん。 おばあちゃんは温泉に泊まったことになっています。 久しぶりの再会、「温泉にお泊りどうだった?」と聴いてみました。 「いや〜良かったよ〜。もう一泊したかった〜」 満面の笑みで答えてくれました。 「いいね〜、温泉に行くなんて。娘さん優しいね〜」 周囲からは、...
みんなでドライブしながらスイーツを食べに行った翌週 「この前、喫茶店連れて行ってもらったもんね〜。楽しかったよ〜」 ひとりのおばあちゃんが、話しかけてくれました。 「何食べたの」 そう尋ねてみると 「あそこの喫茶店にはいろいろあるのよ〜、私もよく行くの」 お出かけした楽しい記憶はあるのですが、何を食べたのかは忘れている...
高齢者住宅に入居して1年半が経過したおばあちゃんがいます。 朝は住宅からデイサービスまでスタッフと徒歩で通所。 住宅からデイサービスに来ると気持ちが切り替わり、他利用者さんとの会話に花が咲き、家事の手伝いに積極的になり、自然と心と身体が動きます。 デイサービスが終了して、皆さん帰りの支度になると 「私は今日も泊まり?」...