住宅に入居しているおばあちゃん。入居して1年近くたちます。 デイサービスに行き、夕方住宅に帰ると今日がお泊り「1日目!?」になります。毎日が新鮮です。 ある日の夕方も、おばあちゃんからスタッフに声がかかります。 「ちょっと、今日ここに泊まるのに家に電話してくれたかい?」 「大丈夫、電話しておいたよ」とスタッフ。 「誰で...
職員の役割( 5 )
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お年寄りと一緒に生活していると、少しずつ変化しているのを感じます。体力が低下する、認知機能が低下するなどなど、老化による機能低下は少しずつ進んでいます。 この自然な変化に、強く抵抗すると逆にお年寄りの負担になります。夜中のトイレ誘導が、本人にとって良いものなのか、座っていることが体力的に辛いことでは無いのだろうか、食べ...
夏が終わろうとしています。 今年の夏はデイサービス利用者の数名が施設に入所することになり、お別れした人がいました。ほとんどが、一人暮らしのお年寄りで、認知症のために生活に支援が必要な方々です。 10年前の私は、できるだけ住み慣れた家で、家族と一緒に生活することが理想だと感じていました。 でも高齢者住宅を開設し、家族から...
おじいちゃんのお風呂のあと、子どもたちがドライヤーの取り合い。誰が髪を乾かすか。今日は男の子の番。 ドライヤーを近づけすぎて熱くないか、きちんと乾かせるか、スタッフはちょっぴりヒヤヒヤしながら見守る。 男の子は髪の毛を優しくなでている途中で勢い余って「パンパン」と叩き出す。でもおじいちゃんは優しく「たたかないで〜」と言...
高齢者住宅の夜勤では、スタッフが夕食と朝食を調理します。入居者8人分。皆それぞれ好みが違って、メニューには頭を悩ませます。この季節は、新鮮なお野菜が沢山あるので、調理が楽しいです。ミニトマトを沢山いただいたので、湯剥きしています。お年寄りは皮を残してしまうからです。 調理に夢中になっていると、他のことを忘れられます。 ...
おたがいサロンのスタッフは利用者さんであるお年寄りと親友になります。親友になる方法は極々あたりまえのこと。 お会いできたことに、そして人生の中の貴重な時間を一緒に過ごせることに対する感謝、相手への感謝から始ります。 感謝とともに、これまでの人生経験を尊重し、お年寄りを一所懸命に知ろうとします。 認知症で記憶が曖昧だった...
いつも仕事にでかけたくて仕方がないおじいちゃんがいます。 スタッフと仕事の話をしたり、何か作業に集中できる時間をつくり、出かけなくても良い方法を探しながら過ごしています。 ある日、布を切る作業を手伝ってもらっていました。几帳面なのでとても丁寧に布を切っています。 何をしているのか興味をもった男の子。おじいちゃんの様子を...
1日の出来事(藤田)(2018.8.13)-Vol.182- 新しいボランティアさんが来てくれました。この日はいつも来ているボランティアさんがお休みだったので、てんてこ舞いの状態。 十分な説明ができないままボランティア活動をお願いしてしまいました。利用者さんとおしゃべりしてくださったり、入浴後のドライアーをかけてくれた...
おばあちゃんの八百屋さんにホテルローヤル取締役の河原さんが来てくれました。その後子ども食堂で一緒にランチと楽しいおしゃべり。そして株式会社アオキ社長の小塩さんからは子ども食堂にジュースとおやつの寄付。小塩さんは出張なので、社員さんがわざわざ届けてくださいました。 この2年ほどで、業種は違いますが、同じ経営者として相談し...
心の中が満たされると人は優しくなれるようです。 初めてデイサービスに来る人は、不安や不満を、スタッフが聞き役となり沢山のおしゃべりで発散します。 心に溜まった不満や不安を吐き出したあとは、眠っていた優しい心が目覚めます。私たちスタッフや超高齢のお年寄りをいたわってくれるようになります。 大半の人たちにそうした心の変化が...