June 2018( 3 )

Month
看取り~毎日が良い思い出となりますように(藤田)(2018.6.10)-Vol.118-
訪問看護師時代に自宅での看取りを経験させてもらいました。 印象に残っているおばあちゃんがいます。おばあちゃんは100歳近くになり、体力も落ちてきました。入院すると寂しくて大きな声を出すので家族は自宅で看取ることを決意しました。 大好きなご飯を食べ、川の字に布団を敷き、2人の娘さんに挟まれて3人で眠ったその夜。「寂しい」...
言葉を選ぶ~相手の世界を知る(藤田)(2018.6.9)-Vol.117-
新しく入職した職員が、疑問を持ちました。 「自分が言っても通じないのに、他の職員が言うと伝わるのは何故なのか?」 とても良い、疑問です。 認知症になると、言葉も忘れてしまいます。その人が使い慣れている言葉をさがして、話しかけます。 例えば、丁寧に「座ってください」と言っても通じません。目を合わせて「腰掛けて」と言って椅...
自分よりも他者(藤田)(2018.6.8)-Vol.116-
デイサービスでは利用者さんが毎日入浴します。 浴室、脱衣場は湿度、室温が高く介助者は体力を必要とします。 中腰で介助するので腰が痛くなります。 看護学校の実習生は入浴介助もひとつの経験として学びます。 入浴介助が始まって間もなく、学生を指導していたスタッフが急ぎ足でパタパタと台所に走り、カップ2つに水を組んでお風呂場に...
貴重な色鉛筆(藤田)(2018.6.7)-Vol.115-
おばあさんたちは塗り絵が大好きです。 お花や綺麗な景色を、丁寧に真剣に塗ります。 完成した作品は、持ち帰って飾ることができるようにと、ラミネートしたり、台紙に貼ったりします。 あまりに熱心に、カラフルに色を塗るので色鉛筆がすぐに短くなります。 道南事務機器の社長さんに、鉛筆をつなげる鉛筆削りが欲しいと相談したところ、す...
お茶碗洗い(藤田)(2018.6.6)-Vol.114-
高校生の児童は、順番に自分で使った食器を洗っています。 スタッフの見守りの中、真面目に取り組んでいます。 卒業後、新たな事にチャレンジできるように、 サロンでも少しずつ新しい事に挑戦したいと思います。 (藤田) 6月のおたがいカフェイベント 6/11(月) 13:30~14:30 中森芳江さん(ソプラノ)/酒井由美子さ...
百合と豚(てらっち)(2018.6.5)-vol.113-
今朝のおばあちゃん。車の中で家に咲いた牡丹をみていたようで 「立てば芍薬(しゃくやく)座れば牡丹、歩く姿は?豚のケツ!!!!」 それに続けて 「ぶたのケツは汚いよね〜はっはっは〜」ですって(笑) 「豚のケツではなくて百合の花だよねエ〜」 自分でつっこみを入れる始末。可愛いです。 サロン到着! 車椅子から椅子に移るときに...
伊藤と言います(藤田)(2018.6.4)-vol.112-
ゆうこさんが近づいてきました。 「ちょっとごめんなさい。いとうゆうこと言います」 丁寧な言葉づかいで、話しかけてくれます。 私も「はじめまして。よろしくおねがいします」 と答えます。 気さくに人に声をかけられるゆうこさんを尊敬しています。 見習うところが沢山あるので、一緒に過ごさせてもらえてとても感謝しています。 (藤...
幸せな仕事(藤田)(2018.6.3)-Vol.111-
ケアを行うスタッフは、何をやりがいと感じているのでしょう。もちろん、一人一人が楽しく、元気に過ごしてくれたら嬉しいと感じます。でも決して人が喜んでいる事の結果や、感謝の言葉や笑顔の見返りを求めてはいません。認知症の人であれば、時には怒鳴られたり、拒絶されたりもすることもあります。それでも仕事が楽しいと感じるのです。 生...
おたがいサロンの美術館(藤田)(2018.6.2)-Vol.110-
「オ?ヤブケチャッタハネ」?? サロンのホワイトボードには突如芸術作品が出現します。 児童の自由な自己表現がとても微笑ましい。 個性的に表現する力を持っています。 社会性を学びながら、表現できる自由な環境でありたいと思います。 (藤田) 正社員/パート募集中 おたがいサロンでは、正社員/パートを募集してます。 子育て中...
大切な洗濯バサミ(藤田)(2018.6.1)-Vol.109-
ゆうこさんは着物を着て生活してきたので、襟元がとても気になります。 少しでも、胸元が見えそうになると襟を揃えます。 あまりにも気にして襟を引っ張り、生地が伸びてしまうので洗濯バサミを使って襟もとを整えます。 ちょっと乱れていたところを、発見した様子。洗濯バサミを取ったほうが良いとか、なんで挟んでいるのかなど、相手を否定...