お仲間同士でオセロが始まりました。 いつも、穏やかでおとなしいお年寄りも、勝負事には真剣です。 勝つか負けるか。できれば勝ちたい。そんな闘志がメラメラと見え隠れ。 でも勝負の途中、あまりの真剣さに忘れてしまいました。 「あれ?私、白だったかい?黒だったかい?」 そしてお互いに、自分の駒を忘れてしまい、終わる頃には白と黒...
September 2018( 3 )
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震災後、生活が落ち着きつつあります。 高齢者住宅の玄関をふと見ると 本が開いて飾ってありました。 夜勤スタッフがレイアウトしたようです。 優しい心使いに嬉しく感じました。 (藤田)
夏が終わろうとしています。 今年の夏はデイサービス利用者の数名が施設に入所することになり、お別れした人がいました。ほとんどが、一人暮らしのお年寄りで、認知症のために生活に支援が必要な方々です。 10年前の私は、できるだけ住み慣れた家で、家族と一緒に生活することが理想だと感じていました。 でも高齢者住宅を開設し、家族から...
ゆうこさんが衣紋掛けを沢山手に持って歩いていると、持ちきれずに近くにいた男の子に助けを求める。 わけも分からずとにかく渡された衣紋掛けを受け取る男の子。 ゆうこさんの手の中の衣紋掛けはどんどん崩れてこぼれていく。 そしてまた、男の子に渡していく。 きっとゆうこさんは男の子に何か良いものをあげているつもり。 男の子は何も...
字を書いて欲しいとスタッフにお願いされたおばあちゃん。 最初のうちは、 「できない、もっと若い人にやってもらいなさい」 とダダをこねていた。 でも女の子が見ている前でいつまでも、大人げないことは言えない。 おばあちゃんは意を決してペンを持ち、上手に字を書いてくれました。 子どもの存在はおばあちゃんのやる気を引き出します...
おじいちゃんのお風呂のあと、子どもたちがドライヤーの取り合い。誰が髪を乾かすか。今日は男の子の番。 ドライヤーを近づけすぎて熱くないか、きちんと乾かせるか、スタッフはちょっぴりヒヤヒヤしながら見守る。 男の子は髪の毛を優しくなでている途中で勢い余って「パンパン」と叩き出す。でもおじいちゃんは優しく「たたかないで〜」と言...
カバオくん ピョン吉くん うさこちゃん ちびぞうくん・・・。 絵の中の登場者を、一つひとつ指差すと教えてくれました。 小さい頃はロボットが絵の中に数多く登場していたけれど、最近は沢山の生き物が登場したり、絵の表現が変わってきています。 子どもたちはどんどん成長していることを実感します。 さて本日は、地域イキイキセミナー...
さりげなくエプロンを差し出すと 「何?仕事かい?」 と言いながら袖を通し、仕事モードのスイッチが入る二人。 八百屋の店番、高台レストランのウェイトレス、ご飯盛り付けそして茶碗洗となんでもこなす。とても優秀な助っ人です。 二人の仕事ぶりを見ていると、素敵な優しいお母さんだったのだろうなと感じます。 物忘れはご愛嬌。忘れて...
週1回、いつも笑顔で元気にサロンに来てくれていた方が、自宅で倒れ、入院してしまいました。 お年寄りと過ごしていると、今日会えても、明日は会えないかもしれないと、覚悟はしているものですが、実際にそうなるととても残念で悲しくなります。 今日明日、自分も人生の終わりを迎えるかもしれません。いつ、お別れすることになっても、後悔...
今年の「おばあちゃんの八百屋さん」は8月末で終了しました。 沢山の方にご利用していただいて大変感謝しています。皆さんにお会いできたことがとても嬉しいです。 八百屋さんを開催している建物と、おばあちゃんたちが過ごしているデイサービスの建物が別なので、お客さんがいない時は「おばあちゃん不在の八百屋さん」になってしまうのです...