人生の時間は限られている 自分の経験のための時間 大切な家族と過ごす時間 あっという間に過ぎていく 贈り物の中で、最も尊いものは、 そこにこめられた相手を思いやる時間 プレゼントを選ぶ時間 お見舞に行く時間 一緒に食事をする時間 プレゼントや食事にしても、単なる物や出来事ではない。 相手を思いやる時間が、ぎゅっとつまっ...
otagai-salonの記事一覧( 56 )
ミツ子さんは目が不自由 スタッフはミツ子さんの目が不自由でも「できること」はお願いする。 洗濯したタオルを干す前に、 シワを伸ばしてほしいと頼む 浦島太郎を歌いながらリズムに合わせて手を動かす 「むかし〜むかし〜うらしまは〜・・・」 とても丁寧にタオルのシワをのばしてくれる 「ミツ子さん、どうもありがとう。たすかった〜...
「ねえ、はるちゃん。お風呂の中でおならしたことある?」 「うちの父さんなら知ってるよ。今日は丙番(へいばん)だから」 室蘭の日本製鋼所や新日鉄の工場シフトは甲番乙番丙番という。 はるちゃんのブラックジョークに大笑い。 おならの「へ」からどうして丙番に発展したのかは謎に包まれ迷宮入り 本当は、 はるちゃんの旦那様は、 天...
桃の節供 雪が多くて、まだ春が遠く感じます。 少しでも季節を感じられるように みんなで入れ替わり立ち代わり記念撮影。 おだいりさまとおひなさまに扮してもらいました。 二人仲良く並んでカメラをかまえる。 「はい!チ~ズ」 できた写真を台紙に貼り、 お家に飾っていただこうと思ったところ、 女性利用者さんが作成をためらってい...
ひとりぼっちって寂しい。 私は、何もしていないのに、なぜだか人が離れていく。 私は仲良くしたいのに。 きっと認知症の方は そんな窮地に追い込まれるのかもしれない 一人でなんとか頑張らないと、と。 そのカチカチになった心に寄り添い、温めて、 冷たい雪を少しずつ溶かす。 もともと心の中に咲いていた優しさが表に出た時、 本当...
何やら二人で談笑中。 ゆうこさんが一方的に話しかけている。 みつこさんはわからないけど笑顔で聞いている。 気持ちは通じ合っている様子。 人との交流って、それだけで充分な時もある。 感情の共有ができることで心が暖かくなる。 どんな反応であっても、それはその人らしさの表現。 私たちは、お年寄りが人と関わろうとする気持ちと行...
本日(3/12)の認知症カフェイベント 沙羅メモリアルアシスト 瀧澤美恵子さんをお招きし、 「納棺師のお仕事」についてお話しいただきました。 故人との最期のお別れに際し、 残されたご家族が悔いのないよう 心を込めてお仕事をされている、という瀧澤さんのお話に、 とても感動しました。 納棺のお話は、とてもデリケートな問題も...
世の中社長は偉い、社長の指示は絶対、なんて偏見がある。 社長の役割は、教育と職場の環境作り、判断、決断。 偉いことは何もない。 私は何もわからない世間知らずなので、 何か決めなくては行けない時に、 スタッフに「どう思う〜?」「普通はどうなの〜?」 なんて質問して歩く。 その情報をもとに判断していることが多い。 職員頼み...
3/12(月)の「おたがいカフェ」(おたがいサロンの喫茶店)イベントは、 「遺族と故人をつなぐおくりびと」 ~故人をやすらかにお送りするために~ 沙羅 メモリアルアシスト 納棺師の瀧澤美恵子さんを講師としてお招きします。 ★日時・・・3月12日 13:30〜14:30 ★場所・・・おたがいサロンの喫茶店(おたがいサロン...
おたがいサロン職員のもっとも優先される仕事のひとつ それは、利用者さんとの「おしゃべり」 「おしゃべり」は人を元気にする「魔法のくすり」 まだ、サロンの雰囲気に慣れていないお年寄り 自分の居場所をつくるまで、やや緊張して過ごす。 特に、認知症の方は、「自分が時々忘れている」とか 「できていたことができなくなっている」と...
看護師として、人の最期に立ち会う経験をしてきた。 何十年も頑張って生きてきたお年寄りの最期。 尊敬と敬意を持ってお看取りをしたい。 治療による苦痛が大きくて、 自由がなくなり、自分を見失った状態になるのではなく、 人生の最期を自然に迎えられる環境を整えたい。 そして最期まで自分らしく、穏やかに過ごしてもらいたい。 人は...
おたがいサロンをはじめる前、 病院勤務の看護師時代、 人の命にかかわる仕事で どうしても患者さん優先にならざるをえないこともあった。 そのため、残業することも度々あった。 ある日、私が仕事から帰り、玄関のドアをあけた瞬間、 泣きじゃくる長女が私の胸に飛び込んできた。 小学1年の彼女は、暗い自宅で毛布にくるまり一人で泣い...
おたがいサロンを拠点として、 地域のひとの繋がりをつくりたい! いつでも誰でも気軽に訪れる場所を目指したい! そんな思いから、子ども食堂を初めて開催したのは、 昨年(平成29年)9月18日のこと。 台風による悪天候の中、 地域の人たちが集まってくれた。 高齢者住宅に入居しているおばあちゃんのご家族からは もち米を寄付し...
猫、海、いちご、それにきれいな景色が大好きなあびです(平成26年入社)。 私はもともと話すことが苦手で、大の人見知りでした。 そんな私が、今なぜ人との関わりが仕事の大半を占めるこの職場で働いてるの? と、不思議に思われる方も多いと思います。 以前の私は「人見知りの自分を克服したいな」と思っていました。 だから、「あえて...
食べること大好き、お菓子に目がない井上(平成21年入社)です。 もともとおじいちゃん子で、介護に興味がありましたし、 介護の中でも「共生型」だったからというのも この職場を選んだ理由のひとつです。 なかでも「子供を連れて行っても良い!」というのは、 とてもありがたいです。 子育てと仕事を両立できる、とても働きやすい職場...
先の日曜日、高齢者住宅に入居しているおばあちゃんと 近所のスーパーにお買い物にいってきました。 おばあちゃんは、地域で評判のお魚やさんを営んでいました。 サロンの若い職員は美味しいお魚の目利きができないド素人。 一緒に付き合ってもらったのです。 おばあちゃんは、以前からこの地域で生活していたので、 スーパーでは顔見知り...