大切にしたいもの(藤田)(2018.4.2)-Vol.51-

大切にしたいもの(藤田)(2018.4.2)-Vol.51-

私の亡くなった祖父は、子供頃の病気で右半身麻痺がありました。
今思えば、祖父と一緒に暮らしていた私にとって
障害のある人と生活することは自然でした。

祖父は右半身が不自由でも自分で工夫して、
人に頼らずに生活をしていました。

でも人並みには仕事ができなかったので、
父は子供の頃とても貧しい生活を送っていたそうです。

祖父は、とても優しい性格で自分がお酒を飲まないのに、
お客さんにはお酒やご馳走を振る舞い、
おしゃべりをして人が喜んでいるのをみることで、
自分も喜んでいました。

障害を持って身体が不自由で、
貧しい生活を送っていたにもかかわらず、
人に優しくできる祖父でした。

その祖父を見て育った私の父親も、
子供の頃は貧しくて沢山苦労したそうですが、
人に贈り物をすることが好きです。

大量に物を購入しては近所の人、
普段お世話になっている人に配っています。

夏の終わりの頃には、お世話になっている農家からトウキビを軽トラックの荷台いっぱいに貰ってきて、
自宅の外で皮を向いている時に通りがかりの知らない人にまで、
「沢山あるから持っていきなさい」
と押し付ける始末。
近くのお店の営業妨害になりかねません(笑)。

見返りを求めず人に与えることができると、自然と自分に返ってきます。
そんな家庭で育った私は、大切なのはお金ではないと学びました。

おたがいサロンは私が一人で事業を始め、
介護、福祉を生業として会社で土地、建物を所有しているので、
人にはよく「助成金を受けているのでしょう?」と聞かれます。

事業を立ち上げて何度か助成金にチャレンジしたことがありますが、
社長が女性という偏見もあり、
いろいろな理由で受けていません。

すべて金融機関の融資で事業を行っています。
正直、一人で背負うには責任が重たすぎて逃げ出したくなるくらい大変です。

それでも大切なものはお金ではなく、
人であることを知っているので、
利用者や職員を大切にできてお金が回ればいいかなあなんて、
のんきに考えています。

お金が回らなかったら世の中に必要ではないものなので、
やめれば良いのかなあなんて、思ったりもしています。

ずっと「大変」が続いているので、
いつも誰かに「もうやめどきなのかなあ」なんて相談すると
皆「まだそんなこと考えなくて良い」と教えてくれます。

でもいつかは辞め時の判断も自分でしなくてはいけないと覚悟はしています。
どんな状況であっても、
人を大切にする思いをいつまでも持ち続けて生きていきたいと思っています。

人を大切に思う心があると幸せでいられることを知っているから、
その生き方は辞められないように思います。
(藤田)

「白鳥台の高台レストランxちょっとおかしな子ども食堂2018」開催中!(3/26~4/6)

■2018年3月26日(月)~4月6日(金)[ 4/1(日)はお休み] ■開催時間:11時〜14時(準備10時~)

「子ども食堂」というより、「期間限定レストラン」なノリ
誰でも出入り自由!! ワンコインで「あんなものや、こんなものが食べれちゃう」
普通のOLさん、サラリーマンなどなど、一般の方も気軽にご来場いただけます。
無料ヨガ教室、プラバンアート工作、出汁ソムリエによる出汁講座(物販あり)
ふらっとランチだけでも食べにいらして下さい。










Facebookイベントページはこちら↓

https://www.facebook.com/events/985108554977098/

共生型デイサービス「おたがいサロン」(室蘭市白鳥台)には

◎「やりたい」に挑戦できるワクワクする自由がある
◎子どもからお年寄りまで誰でも安心して自分の個性を表現できる場所
◎生きる喜びを分かち合える仲間ができる
日常のあれこれ(スタッフ ブログ毎日更新中)

介護や子育てのお悩みごと、
共生型ついてのご相談など、いつでもお気軽にご相談ください
お問い合わせ(AM8:30 ~ PM5:30)
電話:0143-50-3890
メールはこちらのフォームより

COMMENT ON FACEBOOK