高齢者住宅の夜勤 夕食を食べ終わり、皆がお部屋に入ってテレビをみたり それぞれ好きなことでくつろぐ時間 みつこさんとゆうこさんは、まったりと仲良くテレビ鑑賞 みつこさんは視力が悪く、ゆうこさんはやや耳が遠い それでも、テレビを見て二人で笑っている時もあり ほんわかと、暖かい、ほっとする、大好きな時間 (ほそっち) 正社...
かけがえのない存在( 4 )
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人生は哀しいこと、辛いことがあるかもしれない。 哀しいことに向き合う勇気がないから、冒険を避けて安全で経験してきた道を選ぶ。 でも、安全だと思っていた道を進んでも、やっぱり哀しいこと、辛いことには直面する。 人生は思うようにはならない。 それならば、どんな事に直面しても向き合える自分になった方が良い。 支えてくれる人、...
子育てを引退したおばあちゃんたち。 「ババは十分子育てしてきたからもういいの。 あんた抱っこしてなさい」 あかちゃんは可愛いけれど、肉体労働はご遠慮したい。 大学生に抱っこさせて、あかちゃんをあやして楽しんでいます。 4世代が一緒に過ごしていると、面白い出来事がたくさん。 毎日が想定外で、皆の笑い声で賑やかです。 (藤...
一人暮らしのおばあちゃんをお迎えに。 ドライブ途中の会話です。 「〇〇さんって知ってる?」 〇〇さんの存在は全く知りません。おばあちゃんの中ではおたがいサロンに一緒に通っていることになっているようです。 「〇〇さん、ボケたみたいよ。何もわからないって。 歳をとると仕方ないよね〜。 〇〇さんがいたら、私に声かけてくれる?...
働き者のゆうこさん。 今日もおかみさんのお仕事に励んでいます。 ババのババ抜きで楽しんでいるおばあちゃんたちのテーブルが突然動きました。 ふと見ると、ゆうこさんが移動しようとして小さな体で一生懸命、動かそうとしています。 「ゆうこさん、引っ張ったらダメ~」 ババ抜き中のおばあちゃんからの一言。 ゆうこさんがいつもお片付...
高齢者住宅の朝、おばあちゃんが心配そうな顔をしてスタッフに相談に来ます。 「朝、うちのお父さん家を出ていったのだけど、まだ帰ってこないからちょっと見てくる」 お部屋にご主事の仏壇と遺影があるのですが、心の中では生きています。 おばあちゃんたちは、妻として母として、家庭を支えてきたのだろうなあと思います。 あの世にいても...
家族は仲が良い時もありますが、お互いを思い合うばかりに衝突することもあります。 家族だから思いが通じずに、思ってもいない言葉を向けたり、誤解のまま時がすぎたり、場合によっては暴力を向けることに。 それがとても悲しいのです。 愛を誤解し素直に表現できず、伝えられず、人の心が不自由になることがとても嫌です。 愛は自分の不安...
何か感じた時に誰かに話したくなる、聴いてもらいたくなるものです 自分の心を表現したいのに、受け入れてくれる人が誰もいないのはとても寂しいのです おしゃべりはとても心を癒やしてくれます ただ、心を傾けて聞くだけで良いのです 良いも悪いも判断するのではなく その人が感じたことをそのまま聞くだけで良いのです それだけで、その...
ふと気づけば、おたがいサロンのお誕生日が過ぎてしまいました。日々精一杯。 今できること、やりたいことに夢中になっていたら、記念日は通り過ぎてしまいました。 おたがいサロンの中で繰り広げられている人間模様、とても幸せなのです。 一人ひとりの心が自由で、おたがいを尊敬し、支え合う。喜んだり、怒ったり、泣いたり。 おしゃべり...
みつこさんが歌を歌っています。 隣のおばあちゃんは歌を歌うことはできません。 歌声が聞こえると、机を叩いてリズムをとります。 懐かしい、知っている童謡を聞くと、身体が自然に動きます。 他者の存在と行動を気にして受け入れる余裕と、自分でできることで行動して参加する気持ち。 人に関心を持つ優しさが微笑ましいです。 (藤田)...