新しく入職した職員が、疑問を持ちました。 「自分が言っても通じないのに、他の職員が言うと伝わるのは何故なのか?」 とても良い、疑問です。 認知症になると、言葉も忘れてしまいます。その人が使い慣れている言葉をさがして、話しかけます。 例えば、丁寧に「座ってください」と言っても通じません。目を合わせて「腰掛けて」と言って椅...
職員の役割( 8 )
Tagged
高校生の児童は、順番に自分で使った食器を洗っています。 スタッフの見守りの中、真面目に取り組んでいます。 卒業後、新たな事にチャレンジできるように、 サロンでも少しずつ新しい事に挑戦したいと思います。 (藤田) 6月のおたがいカフェイベント 6/11(月) 13:30~14:30 中森芳江さん(ソプラノ)/酒井由美子さ...
ケアを行うスタッフは、何をやりがいと感じているのでしょう。もちろん、一人一人が楽しく、元気に過ごしてくれたら嬉しいと感じます。でも決して人が喜んでいる事の結果や、感謝の言葉や笑顔の見返りを求めてはいません。認知症の人であれば、時には怒鳴られたり、拒絶されたりもすることもあります。それでも仕事が楽しいと感じるのです。 生...
自分で律することができるスタッフを育てるために心がけていることがあります。 自由な環境で、与えられることを待つのではなく、自分で必要な行動をとること。利用者のために助けて欲しい時には自ら助けを求められること。素直に感謝、謝罪ができること。 人の生活、命を預かる仕事は責任があります。だからこそ、利用者のために助けを求めら...
朝ごはん中の会話。 「今日は何日?わからなくなってしまったよ」 「ちょっと奥さん、日にちはすぐ忘れてしまうから曜日で覚えたほうが良いよ」 「今日、何曜日さ?」 「今日かい?土曜日だべさ〜」 「そうかい。土曜日だったかい?」 ・・・おばあさんたち、今日は月曜日です・・・ おたがいに支え合いながら、楽しい会話のある毎日です...
世の中はいろんな人がいて当たり前。年齢、障害の有無にかかわらずケアの必要な人という括りだけで受け入れると、自然と共生型となり多世代の人が利用することになります。その場で子供とお年寄りが自由に、自然発生的な交流で過ごすだけでも楽しいかもしれません。 でも、介護する職員が多世代のいる環境を上手く利用して、意図的な繋がりをつ...
一緒に生活できないご家族に代わって、私たちはお年寄と一緒に楽しい時間を過ごさせていただいています。人生大変だったこと、楽しかったことをおしゃべりしながら、一緒に笑い、怒り、泣き、最後には大笑い。 そんな様子を、ご家族と一緒に共有したくて、写真を公開させていただいています。 中には、写真を公開することを好まないご家族もい...
自由になることは不安がつきものです。 他者の意見に左右されず、自由であることは、人との繋がりが無くなるかもしれません。1人になることに不安になります。自分は寂しさに耐えられるだろうか。1人でいられるだろうか。 自由であることは正しい/間違いが物事の判断ではなく、自分の心に嘘をつかないこと、そして結果を受け入れる責任をも...
おばあちゃんの息子さんが遠方から訪問し久しぶりの再会。 でも、その日のうちに、ご家族と会ったことは忘れてしまいます。 夕食後、お土産のお菓子を他の入居者さんと一緒にお茶を飲みながらいただきました。 「おばあちゃんのお子さんから、皆さんにと頂いたのでどうぞ」 スタッフが声をかけながらお菓子を渡します。 おばあちゃんは「ご...
住宅入居中のお婆ちゃんのご家族から高価なうなぎの差し入れです。 入居している8名分をご馳走してくださいました。 入居されているお年寄りのご家族は、時々面会に来られたり、病院に付き添ったり、外食に連れて行ったり、感謝の気持ちを伝えるための行動を惜しみません。 深い深い愛情を感じます。 それと同時に入居しているお年寄りが、...