デイサービスで「人のお世話になるのは嫌だ」と、利用することに少し抵抗があったおばあちゃん。 2週間もすると、自ら身体の不自由なおばあちゃんの所まで、わざわざ歩いて移動。 そしておばあちゃんに話しかけています。 「おばあちゃん、長生きしなさいよ〜。元気でいるんだよ〜。どこか具合悪いのかい?大丈夫?」 人を支えたいという優...
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おたがいサロンに来る子ども達はみんなとても優しいのです。 「お手伝いしてほしい」とお願いすると、快く引き受けてくれます。 お洗濯が終わって洗濯物を取り出し、おばあちゃんたちのところに運びます。 そのあとは、おばあちゃんたちと一緒に洗濯物を干してくれます。 みんなの優しい気持ちに支えられる毎日です。 (藤田) おたがいサ...
お年寄りとおしゃべりに遠慮することなく、「死ぬまでにやりたいことはある?」と聞いてみます。 ほとんどの方は 「もう十分、いつ死んでもいいのに、迎えがこない」 そう答えます。 なかなか、あの世に先に行った奥さんや旦那様は迎えにきてくれないものだと、もしかしたら、あの世で素敵な伴侶を見つけているかもしれないと、笑って話して...
アルバイト1名が大学活動が忙しくなり、アルバイトを辞めることになりました。 おたがいサロンの勤務はシフト制なので、職員一同が揃うことは難しいのです。そのため、チャットワークで情報共有しています。 大学生が辞めるお知らせがあったのち、職員一人ひとりから学生へのメッセージがありました。週1回程度一緒に仕事をしているだけなの...
どんな些細なことであっても、自分から何かをやりたいと思い、実行できる環境は、皆を元気にします。 下の記事を私なりに整理してみました。 ポイント: 1.「やらされる」ではなく、「やりたい」が「やれる」はその人も周りの人も元気にする 2.「手伝って」「助けて」が許される環境は「おたがいさま」という自由な関係性の上に成り立つ...
「さて、今日の新聞は・・・」 新聞を広げて熱心に見つめているゆうこさん。 記事を読んでいるのか、包装紙として紙を広げているのか・・・。 こんなに真剣な時でも、顔を覗き込むと 「なんですか〜(笑)」 笑顔で答えてくれます。 みつこさんは、洗濯物をたたんでほしいとお願いすると 「いいよ〜」 笑顔で引き受けてくれます。 視力...
「共生型」デイサービスは、とても特殊です。福祉業界で仕事をしてきた人にとっても、それまでの経験が通用しない未知の領域と感じてしまうほどに。でもそれは、共生型が正しい在り方で、他の事業所はまちがっているということでは決してありません。福祉業界の人たちの中には、利用者さんたちのために懸命に、努力を惜しまず仕事をしている人が...
共生型のデイサービスに就職したスタッフは介護経験があっても新人同様。 これまでの経験はあまり通用しない、ゼロからのスタートです。 施設での介護経験があるスタッフが打ち明けてくれました。 「今までは(=前の職場)、一人で担当する人数が多くて見守りきれない環境だった。 転ぶのが当たり前のようになり、自分の感覚が麻痺していた...
時間はどんな人間にも平等に与えられています。それをどう使うかは、その人次第。 ゲーテの言葉がふと脳裏をよぎります。 「急がずに、だが休まずに」(ohne Hast, aber ohne Rast) この記事↓から、お年寄りが教えてくれる「今を生きる」ことの大切さについて令和初日は考えてみました。 1.時間は貴重な神様か...
人生振り返ってどう思うのか。 「いろいろあったけど、私の人生良かったよ」 しわしわの顔で、真面目な表情で、多くのおばあちゃんたちが話してくれる。 いろんなことを精一杯頑張って乗りこえてきた。 だから、自分の生き方を受け入れ、自分を愛することができる。 そして、幸せそうに見える。 お年寄りは、愛のある眼差しで、若い人の人...