高齢者住宅に入居して1年半が経過したおばあちゃんがいます。 朝は住宅からデイサービスまでスタッフと徒歩で通所。 住宅からデイサービスに来ると気持ちが切り替わり、他利用者さんとの会話に花が咲き、家事の手伝いに積極的になり、自然と心と身体が動きます。 デイサービスが終了して、皆さん帰りの支度になると 「私は今日も泊まり?」...
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安心できる環境では、人は自由に伸び伸びと生活できます。やりたいことに集中できるものです。 「共生型」デイサービスでは、お年寄りと児童の関係性が、互いによい影響を与えます。 今日は、この記事(勇気を育てる~共生型デイサービスの魅力(藤田)(2019.5.5)-Vol.447-)から、安心してくつろげる環境がもたらす影響に...
どんな些細なことであっても、自分から何かをやりたいと思い、実行できる環境は、皆を元気にします。 下の記事を私なりに整理してみました。 ポイント: 1.「やらされる」ではなく、「やりたい」が「やれる」はその人も周りの人も元気にする 2.「手伝って」「助けて」が許される環境は「おたがいさま」という自由な関係性の上に成り立つ...
「共生型」デイサービスは、とても特殊です。福祉業界で仕事をしてきた人にとっても、それまでの経験が通用しない未知の領域と感じてしまうほどに。でもそれは、共生型が正しい在り方で、他の事業所はまちがっているということでは決してありません。福祉業界の人たちの中には、利用者さんたちのために懸命に、努力を惜しまず仕事をしている人が...
共生型のデイサービスに就職したスタッフは介護経験があっても新人同様。 これまでの経験はあまり通用しない、ゼロからのスタートです。 施設での介護経験があるスタッフが打ち明けてくれました。 「今までは(=前の職場)、一人で担当する人数が多くて見守りきれない環境だった。 転ぶのが当たり前のようになり、自分の感覚が麻痺していた...
時間はどんな人間にも平等に与えられています。それをどう使うかは、その人次第。 ゲーテの言葉がふと脳裏をよぎります。 「急がずに、だが休まずに」(ohne Hast, aber ohne Rast) この記事↓から、お年寄りが教えてくれる「今を生きる」ことの大切さについて令和初日は考えてみました。 1.時間は貴重な神様か...
人生振り返ってどう思うのか。 「いろいろあったけど、私の人生良かったよ」 しわしわの顔で、真面目な表情で、多くのおばあちゃんたちが話してくれる。 いろんなことを精一杯頑張って乗りこえてきた。 だから、自分の生き方を受け入れ、自分を愛することができる。 そして、幸せそうに見える。 お年寄りは、愛のある眼差しで、若い人の人...
失敗した相手をついつい攻めてしまうことがあります。でも見方を変えると、「失敗は成功のもと」という言葉では片付けられないほど、失敗には肯定的で豊かな側面がたくさんあるものです。今日は、この↓の記事から失敗と人間の成長について考えてみました。 人にはそれぞれ得意・不得意があります。何をやらせてもオールマイティーにこなしてし...
住宅夜勤のスタッフが帰宅したあと 洗濯室にゴミ袋、あちらの部屋にもゴミ袋 こちらの部屋にはモップが置きっ放し。 どうやら、夜勤スタッフが忘れていったらしいのです。 個性を認め合うおたがいサロン 「Aさんだからしかたないね〜」 何か仕事している最中でも、お年寄りのケアがあると、やっていることを忘れるくらい一生懸命向き合う...
おたがいサロンには、他のデイサービスと異なり、あらかじめ決まったプログラムがほとんどありません。その時々の利用者さんの気持ちや「やりたい」を優先します。 今日は、以下の記事から自由と自律について考えてみました。 「今日は天気がいいからおでかけしたいね」 「パフェ食べたい」 もちろん、ひとりひとりの「やりたい」すべてをか...